男性社員への育休のすすめ

働き方・キャリア

育休を取り始めてから半年ほどが経ち、いよいよ職場復帰の日が近づいてきました。復帰しなければならないという憂鬱な気持ちと、エンジニアとして社会の役に立ちたいという思いが入り混じっている状態です。今回は改めて育休期間を振り返って、育休取得を考えている方に向けておすすめのポイントなどを説明できればと思います。

育休中にやれたこと

約半年間の育休で達成したことや新たに始められたことをリストアップしてみました。

育児スキルの向上

あくまで「育児」休業として会社を休ませてもらっているので、基本的には育児を優先して時間を使いました。

  • 抱っこ、あやし、寝かしつけ
  • オムツ交換
  • ミルク
  • 沐浴、お風呂
  • 保育園
  • 病院

仕事はある程度日中の時間が決まっていますが、育児は24時間タスクが発生します。妻と協力して育児をすることで育児スキルがだいぶ身に付きましたし、手のかかる時期を乗り越えたことで復帰後の育児もきっとできるという自信がつきました。

Java Silver取得

Javaで書かれたシステムを業務で扱っていたのですが、既存システムだったこともあってJavaを深く勉強せずに改修などをしていました。そこで、業務に追われていない今だからこそJavaと向き合って勉強しようと思い、Oracle Java Silverを取得しました。

受験にあたっての詳細は別記事にまとめていますので、興味がありましたら読んでみてください。

GUIアプリケーション開発

Javaの勉強を兼ねてJavaFXを用いてGUIアプリケーションを開発しました。資格を取ったり本で勉強するのも大事ですが、プログラミングはやはり実際に手を動かして開発をすることで身に付いていることを実感できます。簡単なアプリケーションでしたが、Javaという言語の書き方はもちろんのこと、開発環境の使い方、ビルドツールによる管理、パッケージやクラス、オブジェクト指向の概念、フレームワークなど様々な要素について学ぶ機会になりました。

作成したアプリケーションに関する記事はこちらにまとめています。

またソースコードはGitHubにありますので、興味がありましたらレビューをお願いします。

GitHub - shsax12/ImageShuffle
Contribute to shsax12/ImageShuffle development by creating an account on GitHub.

ソフトウェアエンジニアリングの勉強

上記の資格取得やアプリケーション開発とは別に、主に技術書でプログラミング全般の作法や書き方、デザインパターン、エンジニアの自己啓発、最新の技術動向などを勉強しました。普段会社の仕事をしていると分厚い技術書をじっくり読む時間をなかなかとれないので、積読や新しい本をたくさん読むことができました。

ブログの立ち上げ

育休期間中に本ブログを立ち上げました。ソフトウェアエンジニアとしてのこれまでの経験や働き方、今学んでいることなどを公開して近い環境の方の役に立てばと思って始めました。また本業とは別の収入源にもしできれば、という狙いもありました。

今後もできるだけ皆様の役に立つような情報をアップできるように運用していきたいと考えています。

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ITサービスの整理

EメールアドレスやApple、Googleのアカウントなど、10年以上使い回していたり雑多になっていた情報を変更したり削除したりといった整理を行ないました。これも普段からずっと気になっていたことがようやくできたという感じです。

会えていなかった人に会う

仕事が忙しいと週末くらいしか自分の時間がなく、会いたい人たちとゆっくり会えていませんでした。育休中は時間が取れるタイミングもあったので、子供と一緒にしばらく会えていなかった親戚や友人とゆっくり会うことができました。

ダイエット

昨年から毎日自宅で仕事をするようになったこともあり、この1年で体重が6kgも増えてしまいました。仕事をしているときは週一でジムに行くくらいで大した運動ができていなかったのですが、育休後半から本格的にダイエットを開始し、食事制限、筋トレ、有酸素運動を習慣にし始めました。まだ1ヶ月ほどしか経っていませんが、すでに1kgの減量に成功しました。復帰後も業務の合間や終業後のワークアウトを習慣にしたいと思っています。

育休の感想

上記のやったことはあくまで私の例に過ぎませんが、伝えたかったのは、普段なかなか時間がとれないけどやりたかったことができる貴重な機会になる、ということです。資格の取得やブログの立ち上げなどは正直仕事が長期休暇でなければできなかったと思います。始めようとも思わなかったかもしれません。ですがスキルアップだったり、人脈を大切にしたり、健康を気遣ったりと、普段の仕事とは違った意味で人生を豊かにする経験ができました

半年というと一見長く聞こえますが、人生100年時代のうちで考えるとたったの1/200の期間です。仕事を半年休むとなると事前事後でそれなりに大変な思いはするかもしれませんが、この期間にはそれを補って余りある貴重な経験ができると思いました。子供のかけがえのない成長をすぐ間近で見ることもできます。もし2人目の子供を授かったら私はおそらくまた育休を取得すると思います。

まとめ

今回は約半年の育休生活を振り返って、達成したことや新たに始めたこと、感じたことなどをまとめました。

育休に入る前は不安や懸念も少しありましたが、今は正直よかったことばかりだと感じています。
会社や立場によってはなかなか育休取得が難しい方もいると思いますが、もし取れる可能性があれば是非積極的に取得を検討してみてください。

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