昨年に引き続き、最近も新しいクレジットカードを手にしました。そこで今回は、最新のものも含め保有したことがある年会費無料クレジットカードについて良かった点/悪かった点を整理してお伝えします。
年会費無料クレジットカードについて
年会費無料のカードって非常に多くの種類ありますよね。無料なのに優待や保険が付帯されていたり、そもそも現金と違い後払いができたりと多くのメリットがあります。ユーザにとってはメリットばかりですが、カード会社がなぜそれでやっていけるのか少し不思議ですよね。カード会社の収入源としては主にこのようなものがあります。
- カード年会費
- 分割、リボ払い等の手数料
- 加盟店手数料
上の2つはユーザが負担するものですが、加盟店手数料はカードを利用される店舗側がカード会社に支払うものです。その割合は売り上げ総額の1%前後となっています。こういった収入源があるからこそ、カード自体の年会費を無料にすることができるのです。
年会費がかかるカードだと、そのぶん付帯サービスが充実していたり限度額が大きかったりとステータス性が高くなってきます。今はコロナ流行もあってそういった付帯サービスをなかなか生かしづらいですが、以前保有していたJCBザ・クラスについても記事をまとめているので、興味のある方はご一読ください。
(厳選)クレジットカードのリスト
ここからは厳選したいくつかの年会費無料クレジットカードについて特徴をまとめます。
楽天カード
人気No.1
初めてクレジットカードを作る人や特定ブランドのカードが欲しい方などはとりあえず楽天カードを作っておけば間違いはないといった代表的なカードです。保有者もとても多いので、持っていることで安心感が得られるカードになっています。
ポイントがとにかく貯まる
基本のポイント還元率が1%なのでとてもお得です。それに加え楽天市場や楽天証券などのいわゆる楽天経済圏でカードを使うことでさらにポイントが上乗せされていくので、ポイントを確認するのが楽しみになっていきます。また楽天ポイントはオフラインでもオンラインでも多くの支払いの場面で直接使える汎用性があるので、ポイント移行等の手間も少なくお得感も得られる仕組みになっています。
国際ブランドが豊富
VISA、MasterCardに加え、JCBとアメックスも選択可能です。「カードを初めて作るのでMasterCardがいい」「持っていないのでアメックスを作ってみよう」といった様々な要望を楽天カード1枚で満たすことができます。
JCBカードW
プロパーカード
JCBのプロパーカードであるOS(オリジナルシリーズ)はこれまで年会費がかかっていたのですが、初めて年会費無料であるカードがこちらになります。年会費無料カードと聞くと何となく安っぽいイメージがあるかもしれませんが、JCBのプロパーカードとなると高い信頼性が持てますよね。
高いセキュリティ
このカードに限りませんが、JCBでは24時間体制の盗難・紛失サポートや身に覚えのない請求の取り消しなど、ユーザ目線の高いセキュリティ制度が設定されています。キャッシュレス化やオンライン決済などカードを使用する頻度はますます高まっているので、セキュリティが高いカードを持つ必要性も大きくなってきています。
ポイント還元率1%
楽天カードと同様、こちらも高還元率の1%になっています。提携する店舗などではさらに還元率は上がり、Amazonでは2%に設定されており、Amazonのヘビーユーザーには必携のカード代表格となっているのです。注意点として、Oki DokiポイントはAmazonでは直接使用することができるのですが、共通ポイントとは違って店舗などでは直接使えないので、ポイントとして使いたい場合には移行手続きが必要になります。
39歳以下限定
デメリットとしては入会が39歳以下に限定されていることです。あくまで入会時点の話なので、一旦入会してしまえば、40歳以降も使用することはできます。作れる人が限定的なのは少し残念なポイントですが、若者に目を向けている姿勢は嬉しく感じます。
三井住友カード(NL)
プロパーカード
2021年に作られたナンバーレスカードで、三井住友プロパーカードになっています(VISAやMasterCardのプロパーという意味ではない)。これまでは一般カードも含めて年会費がかかっていましたが、こちらのカードは永年無料となっており、伝統あるブランドである三井住友カードを無料で持つことができます。
高いセキュリティ
カード番号やセキュリティコードが券面に書かれていないため、盗み見られたりする心配がありません。アメリカのApple Cardなどは有名ですが、日本で完全なナンバーレスカードはほとんどありません。ちなみにカード番号等はVpassというアプリの中で参照することが可能です。また他の三井住友カードと同様の高いセキュリティも兼ねていて、紛失・盗難時の24時間サポートなどもあります。
タッチ決済
VISAのタッチ決済やMasterCardコンタクトレスに対応しており、簡単に決済を行うことができます。MasterCardコンタクトレスはiPhoneのApple Payを通して利用できるので利便性は高いです。

dカード
ポイント還元率1%
支払額に応じて1%のdポイントが付与されます。楽天ポイントと同様、汎用性の高い共通ポイントなので、コンビニやマクドナルドなどの店舗やオンラインでも使えますし、最近ではdポイントで投資を行なうこともできます。
docomoユーザ以外も使いやすい
dカードと聞くとdocomoユーザのイメージが強いかもしれませんが、付与されるdポイントはとても汎用性が高いポイントなので、auやsoftbank等のユーザでも安心してメリットを享受することができます。類似したau PAYカードとかだとその名称からもauユーザ以外は持ちづらいですが、dカードはそのような印象もありません。このカードとは直接関係ありませんが、最近はドコモ口座の不正問題などありました。カード会社や決済システムに完璧はありませんので、カードを選ぶ際にはカード会社やブランドについて自分なりに調べて納得した上で契約しましょう。
ビックカメラSuicaカード
※厳密には年会費がかかりますが、年1回の利用で無料になるので記載しています。
Suicaチャージでポイントが貯まる
Suicaは基本千円単位でチャージするのでなかなか金額が大きくなりますが、クレジットカード経由でポイントが貯まるものはあまりありません。VIEWカードであるビックカメラSuicaカードはチャージでなんと1.5%分のJREポイントが付与されます。取りこぼしがちのSuicaチャージでこれだけポイントをもらえるのはこのカードならではのメリットです。
ポイント還元率1%以上
Suicaチャージで1.5%の還元率ですが、それ以外の通常の買い物などでも還元率1.0%(ビックポイント0.5% + JREポイント0.5%)となっています。JREポイントは駅ビルやJRのサービスで使用することができますが、自分が特に気に入っている使い道がSuicaグリーン券です。JR在来線のグリーン席で必要になり、平日で51km以上の移動であれば通常1,000円かかるのですが、JREポイント600円分で交換できるのです。最近はJREポイントも拡大してきており、Suicaチャージ、改札、自販機、カード利用など様々な場面で貯まるようになっているので、賢く貯めて通勤通学時間を快適に過ごせたら素敵ですね。
今後の注目
年会費無料で高還元率なクレジットカードをいくつかご紹介しましたが、そこだけに着目すると似ているカードがいくつもある状況です。年会費や還元率だけでなく、カードごとに特有の付帯サービスなどがあれば魅力的です。特に現在はコロナ渦で旅行や外食をする機会も減っている人が多いので、オンラインサービスや取り寄せなどで使える付帯条件があると新しさを感じます。
またMacやiPhoneを使っている身として、個人的にはApple Cardが早く日本に来てほしいと思います。
まとめ
今回はいくつかの年会費無料のクレジットカードについて最新情報をまとめました。クレジットカードにステータスを求めない方にとってこれらのカードは重宝することになると思うので、ぜひカード選びの際の参考にしてください。また新しいカードを使った際にはこちらに追記します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。