Googleアカウントは実名で登録する?

ITサービス

最近はLINEの個人情報の管理体制に問題があったり、Facebookで個人情報が漏洩したりと、インターネットでの個人情報の取り扱いについて考えさせられる出来事が多発しています。こういうことがあると、インターネットのサイトやサービスでユーザー登録する際には、できるだけ詳しい個人情報は入力したくないと思うのが普通です。ただAmazonや楽天などのコマース系サービスなどでは氏名や住所を入力しないわけにはいきませんし、どこまで公開するかをサービスに応じて個人で判断しなければなりません。今回はその中でも世界最大のITサービスと言っても過言ではないGoogleのアカウントについておすすめの登録方法をお伝えしたいと思います。

Googleアカウントとは

Googleのサービスを利用するのに必要なアカウントになります。Chromeやカレンダー、YouTubeといったサービスでログインすると、パーソナライズ、フォームの自動入力、デバイス間での情報共有などができて便利に利用することができます。これらのGoogleのサービスは使いやすいものが多く、アカウントを通してサービス間の連携もスムーズにできます。これらを全く使っていないという方はあまり多くないのではないでしょうか。

ただしこのように多くの人が使っているサービスだからこそ、登録する情報にも注意を払う必要があります。あのGoogleが管理しているので一見安全そうにも思えますが、インターネット上に絶対安全と言い切れる場所は存在しません。常に万が一漏洩したときのことまで考えて、ユーザー側でもできるだけ安全な情報管理を心がけることで、最終的には自分や周囲の安全を守ることができるのです。

個人情報の変更方法

ここではGoogleアカウントに登録する個人情報とその変更方法について説明します。

Googleアカウントにはこちらからログインすることができます。

Google アカウント
Google アカウントで情報、アクティビティ、セキュリティ オプション、プライバシーの設定を確認、管理することで、Google の利便性を高めることができます

ログイン後に個人情報の項目を見ると、名前、生年月日、性別などを入力することがわかります。例えば名前を変更しようとするとこのような画面になります。

姓名の形式にはなっていますが、どちらかだけでも登録できるので、ニックネームなどでも問題ありません。名前を修正したら、忘れずに保存ボタンを押しておきましょう。

実名を登録する?

さて本題ですが、このGoogleアカウントの名前には実名を登録するべきでしょうか?個人的な結論から言うと、実名は避けてニックネームなどを登録するべきだと考えています。ではその理由などを詳しく見ていきましょう。

実名の漏洩リスク

Googleのサービスの中で実名が必要になるものは実はほとんどありません。ご自分で使っているサービスを思い浮かべてみてください。実名でないと成り立たないサービスはあるでしょうか?つまり実名を登録しておく必要性もないのです。逆に実名を登録しておくことで、思わぬところで個人情報が漏洩する可能性があります。ここではいくかの例を挙げておきます。

Googleへの実名登録

これは当然のことですが、仮に実名を登録した場合、Googleから情報漏洩したときにあなたの個人情報と共に実名が第三者の手に渡ることになります。

サービスのトップ画面

Googleサービスに限らずですが、アカウント名はサービスのトップ画面やようこそ画面で表示されることが多いです。Chromeであればアドレスバーにあるアカウント画像をクリックするとアカウント名が表示されたりします。自宅であれば特に問題ないですが、外でこれらの画面を誰かに見られてしまうと実名を認識されてしまう恐れがあります。

YouTubeのコメント

YouTubeのコメントはデフォルト設定だとアカウント名で投稿するようになっています。何気なくコメントしてしまうとYouTube上で実名を晒してしまう危険性があります。

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注意点

上にも書いた通り、アカウント名は基本的にはニックネームで登録することをおすすめしています。ただし、Gmailの差出人名がデフォルト設定ではアカウント名になっているので、この部分だけはニックネームではなく実名を使いたいという方も多いと思います。そのような場合には、

Gmailの設定 -> アカウントとインポート -> 名前: 情報を編集

で表示される画面で、Googleアカウント名とは別の名前をメールで使用するように設定できます。

Gmailをお使いの方はこちらの設定を参考にしてみてください。

まとめ

今回はGoogleアカウントを実名で登録するべきか、個人情報の変更方法、変更後の注意点などについてご説明しました。

便利なサービスを使いこなして楽しく効率的に時間を使う一方で、情報漏洩などのリスクについてもきちんと理解しておく必要があります。登録情報の見直しなど若干面倒な作業ではありますが、将来取り返しがつかない事態に陥らないように個人でできる対策をきちんとしておきましょう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

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