【資格】Oracle Java SE11 Silver試験合格の勉強方法と受験記

ソフトウェア開発

2021年に入って取得を目指していたOracle Java SE11 Silver(Programmer I)試験に先日ついに合格したので、勉強内容や当日の様子などをまとめました。

今回の記事はこのような方におすすめ!
  • これからJava Silverを受験する
  • Java Silverになかなか合格できない
  • 受験当日の様子が知りたい

資格取得の目的

以前から業務で扱うシステムがJavaで書かれていたので、いつかきちんと勉強しなくてはと思っていました。

PHPやPythonなどのスクリプト言語で動いているバックエンドシステムも多いのですが、APIなどのレスポンス速度を求められるシステムだとJavaが社内でも標準的になってきていました。

コーディング自体は決して得意ではないのですが、今後上流工程などを担当していくにあたってもう一度プログラミングやオブジェクト指向の考え方を体系的に勉強しておきたかったのです。

そう考えたときに最適な言語はやはりJavaだろうという考えに至りました。

勉強期間

今年に入ってプライベートの時間が割とあったので受験を考え始めました。
そこから3週間ほど毎日勉強して、結果的に一度の受験で合格することができました。

ただ、Java自体は大学時代や業務でも触れていたので全くの初めてではなく、他の言語なども習得していたので、文系の方や企画の方など全くの初めてという方だと当然数ヶ月は勉強に費やさないと合格は難しいと言えると思います。

しゅうさく
しゅうさく

必要な勉強期間はその人のバックグラウンドにもよるので、

焦らず着実に積み重ねていきましょう!

勉強方法

勉強方法としてはシンプルで、有名な黒本をひたすら3周するまで繰り返し問題を解きました。
紫本や白本はやっていません。

こちらの黒本は特に説明が丁寧なので、ほとんどは他の教科書や参考書などがなくても学習を進められます。

ただ単語の定義やアクセス修飾子の意味など、細かい部分が気になったときに教科書(私の場合で言うと「やさしいJava」)で調べることはありました。

1〜11章は学習単元ごとにわかれているので、まずはこの部分だけを3周するまで解きまくりました。
1周目は聞いたこともない単語や概念が出てくるのですが、確実に理解している問題だけチェックして残りは2周目以降も再度解く、といったやり方です。

関数型インタフェースやラムダ式が難しいという意見が多いようですが、この本の丁寧な解説をきちんと読めば、この試験の問題レベルは解けるようになるのでそこは安心してください。

12, 13章は模擬試験問題になっていて、11章までの問題を確実に理解してから解くとより一層本番に近い状況で解くことができると思います。

この時点で自分の場合70%前後正解(合格ラインは63%)できていましたが、まだまだ安心できるレベルではなく、模擬試験で初めて理解する部分も割とありました。

この2章分についても同様に3周は解くようにして、問題を記憶してしまうくらいまで繰り返し解いて理解できるように努めました。

こうして黒本を全て終えると、「これで不合格なら仕方がない」と思えるくらいのレベルまではなれるので、あとはできるだけ早く受験できるよう、模擬試験に差し掛かるあたりのタイミングで受験申し込みの準備も同時に進めました。

しゅうさく
しゅうさく

黒本の問題はほとんど理解できている!

という状態になれば自信を持って試験に臨めるはずです!!

受験当日の様子

現在はコロナ渦ということもあり、リモートで自宅等から受験することも可能なようですが、開始前に周囲を撮影する必要があるなど制約も多そうだったので、今回はテストセンターで受験しました。

会場は雑居ビルといった感じで、正直あまり環境がいいとは言えませんでした。
1月だったので試験部屋も少し肌寒かったです(笑)
Oracleの試験以外にもMicrosoftの試験を受けている方もいるようでした。

受付が終わると若干小さめのロッカーに私物を入れて、すぐに試験が開始します。
キャリーケースなど私物が大きいと入りきらないので要注意です。

試験時間も最大180分と長丁場なので、直前に飲み物を飲む場合もほどほどにしておいた方がよいと感じました。

座席に座ると説明文などを読んだ後に試験開始です。
説明文によると、「ダミー問題」というものが存在し、これらの問題は点数には関係がないようです(当然どれがダミー問題かはわからない)。

また時計も持ち込み不可なのですが、画面の右上に残り時間のカウントが表示されるので、それを見ながらペースを測ることができます。

問題集の模擬試験でもそうでしたが、全80問の前半が新出の傾向があり結構難しく感じました。
ただ、後半になるほど問題集と同様の問題が多くなりハイペースで進めることができますので焦らないようにしてください。

しゅうさく
しゅうさく

前半部分は時間がかかるので落ち着いて解きましょう。

新出の問題は後回しにしてしまうのもアリです!

未回答の問題と自分でチェックを付けた問題はいつでもそれらだけを見返すことができるので、一旦最後まで解答してからそれらを見返すのがいいかと思います。
自分も120分ほどで一旦全て解答、その後10問ほどチェックしたものだけを見返しました。

解答を見返してもう問題なし!となればそこで解答を終了し、好きなタイミングで退室することができます。
最大で180分設定されていますが、おそらく時間としてはかなり余裕があると思います。

結果としては89%の正答率で無事に合格することができました!

やはり最初の10問くらいは新出でほとんど自信がありませんでしたが、残りのかなりの割合は問題集と同様の問題だったので自信を持って進めることができました。

最近になってのようですが、解答が完了したらすぐに画面上に正答率と合否結果が出力されます
その後30分ほど経つとOracleのページからも同様の画面が見られるようになり、次の日には正式な証明書やデジタルバッジがダウンロードできるようになりました。

まとめ

今回のポイントをまとめておきたいと思います。

  • 勉強期間は気にし過ぎず、黒本に集中してしっかり向き合うこと
  • 当日の様子は上記を参考にして、リラックスして問題を解き進める

あくまでコーディング能力を向上させるにはプログラムを書いてなんぼではありますが、効率よく書けるようになるためにもこのような資格を通して体系的に学ぶのは大事だと感じました。

免許資格とは違ってこの資格があるから新しい何かができるようになるというものではないですが、ソフトウェアエンジニアとしての幅を広げるためにはとても有意義でした。

資格取得を考えている方に少しでも上記の情報が参考になればうれしいです。
皆さまの合格を祈っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました